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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

集客はどうしたらいいんでしょうね?

5月25日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。


このところ、ぐずついた天気が続いていましたが、当日はスッキリと晴れ、気持ちの良い…というより暑すぎるくらいの天気でした。真昼は30度くらいあったかもしれません。


ところで搬入のため石蔵に到着したら、石蔵横のブロック塀が豪快に壊れていました。交通事故があったそうです(人命に関わるものではありません)。少しずれていたら石蔵にも被害があったかも。そうなっていたら石蔵ブックカフェも休止でしたね。今月も石蔵で無事開催できて有り難いことでした。



今回の特集は「人類学しよう!」です。ブックスパーチの諏訪田さんは、友人と人類学の勉強を続けているそうです。「どうして人類学の勉強をすることになったんですか?」と聞いたら、以前から好きなマンガで人類学的なことが描かれていて興味を持っていたところ、「お客さんに京都大学で人類学を勉強した方がいて、その方の影響でのめりこんでいった」とのことでした。何かを勉強するっていうのも、いろんな縁があるなあと感じました。



人類学の成立は、植民地主義と深い関係があります。西洋諸国は、アジアやアフリカ、南北アメリカ大陸を植民地化したわけですが、そこでヨーロッパとは全く違った文化で生活している人たちを「発見」します。


そうして、「未開」な社会を観察することが「人類の社会がどのように形成されてきたのか」という疑問を解く鍵になるとされ、やがて現地社会に直接乗り込んで調査する人たちが出てきました。「未開社会」の神話・宗教・親族の構造・分配のやり方・葬儀・風習・言語・服装・食事・タブーなど、実にさまざまなことが報告されたのが19〜20世紀前半です。これが人類学となっていきます。



ということで、人類学の始まりにおいては、それはほとんど「未開社会」を観察し理解する学問、ということと同義だったのですが、「人類の社会がどのように形成されてきたのか」という疑問は、何も遠くの「未開社会」を見なくては考えられないものではないわけです。


例えば、「会社の中での人間関係はどう形成されるか?」みたいな卑近なところからも、人類の社会を垣間見ることができるはず。というわけで、現代での人類学は「未開社会」(←という概念も反省された)の調査に限らず、かなりスコープの広い学問となっています。なお人類学は、人間社会を客体化して考える視角を持っていたため、そこから民俗学、宗教学、社会学など様々な学問が発展していきました。20世紀の人文科学の母体となったのが人類学であるといっても過言ではないかもしれません。


当日は、夕刻から「文化人類学好きが集う会」を開催する予定でしたが、直前にキャンセルがあったり、予定(予想?)していた方が来なかったりしたため、結局開催しませんでした。残念!



というか、今回は全体的にお客様が少なめ……。前回も少なかったんですけどね〜。集客って難しいものです。


ちなみに、丁子屋さんでは第3土曜日にジャズの生演奏つきのカフェをやることになったそうです……が、これも先日開催された初回には全然お客様がいらっしゃらず、演奏される方に申し訳なかった、と言っていました。なお演奏はサックス奏者のはまさきこころさん等です。みなさんもよかったら第3土曜日は丁子屋石蔵にお越し下さい(※ただし、石蔵ブックカフェをやっている石蔵とは別の石蔵ですので注意してください)。


そんなわけで、人もまばらな中(笑)、スタッフで「どうしたらお客さんを呼べるか」を少し話し合いましたが、なかなか妙案はありません。SNS(FacebookとInstagram)も、あんまり効果は実感できないですしね〜。みなさんどうしたらいいと思いますか?



ところで、次回の「○○好きが集う会」のテーマは「卵」にしました! 卵といえば、ゆで卵、温泉卵、目玉焼き、卵焼きといった卵そのものの料理はもちろん、プリン、親子丼、茶碗蒸しなど卵を使った料理も膨大にありますね。そんな卵について語ってみませんか。


**卵好きが集う会**

6月22日(土)17:30〜19:00@丁子屋石蔵(石蔵ブックカフェ内)

↓申し込みはこちら(3名以上の申し込みで開催決定)【要申込】


最後にお知らせです。来月の石蔵ブックカフェの次の週末(6月28〜30日)、アミュ広場で「カルチャーフェス~本とカレーと音楽と~」が開催されます。KTSの番組「ナマ・イキVOICE」のイベントです。こちらにブックスパーチが出店します。



ナマ・イキVOICEとしては初めての試みだそうですよ。しかも! 今回は鹿児島の本屋さんだけでなく、「九州の本屋さん」も出店予定ということで、

ポロポロ書店(宮崎)

KIMAMA BOOKS (宮崎)

橙書店(熊本) ←以前紹介した「アルテリ」を作っているところ。

古本と新刊 scene (熊本)

mychairbooks (熊本)

も出店されます。これはなかなかないイベントだと思います。ぜひ寄ってみて下さいね。



集客には、こんな風にちゃんとフライヤーを作って配るのが一番なんでしょうね。石蔵ブックカフェも前は配っていたのですが、いろいろあって配布を辞めてしまいました。改めてちょっとしたチラシを作ってみたいと思っています。


というわけで、次回は6月22日(土)10:00〜19:00です。また石蔵でお会いしましょう。


【今日の一冊】

松村圭一郎+コクヨ野外学習センター編『働くことの人類学』

土井卓治『石塔の民俗』

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