6月27日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。
梅雨まっただ中、豪雨の中の開催でした(ときどき小降りにはなりましたけど)。
特に搬入準備の時にすごい豪雨で、一瞬でずぶ濡れになってしまいました。Tシャツは替えを持ってきていたのですが、ズボンまでびしょ濡れ…。朝っぱらからもう帰りたくなりました(笑)
石蔵の中も、豪雨すぎて雨漏り(?)がしていました。雨漏りというか、壁の石の隙間から水が漏れ出ています。まるで滝のようなフォルムだったので、思わず写真を撮りました。石蔵の中に「那智の滝」が出現です。(どうなることかと思ったけどすぐ収まりました。)
本の特集は「古典文学 -日本の歴史とともに-」でした。目玉商品は、桐箱入りの和本の復刻本(ほるぷ出版 復刻日本古典文学館) です。『平家物語』、『竹取物語』、『枕草子』など名だたる名作の和本が並んでいました。
和本なので、所謂「変体仮名」が使われていますし、くずし字なのでなかなか読むことはできません。でも、こういう本が家にあると調度品としても使えます(笑)(ちなみに下の本は、井原西鶴の『好色一代男』)
特に中身が面白かったのは『国性爺合戦』。言わずと知れた近松門左衛門作の人形浄瑠璃(の脚本)です。江戸時代の大人気作です。なんですが、内容はともかく字面の力がすごい!! 日蓮宗の「南無妙法蓮華経」の文字を思わせるような、怖ろしく力強い、癖の強い字で書かれています。当時の人はこれをスラスラ読めたんでしょうか…? いや、やっぱり「読みにくいな〜!」って感じだったのではないかと思います(笑) 私は、この字がとても気に入ったので、この紙面でTシャツ作りたくなりましたね!
実はこの日、「こんな豪雨だからお客さんはほとんど来ないだろう」と諦めていました。自分が朝から帰りたくなったくらいですし。ところが蓋を開けてビックリ、いつもより繁盛してました。悪天候だったから、逆に「こんな日はブックカフェにでも行くか」ってなったんですかね。人の動きって不思議ですね!
不思議といえば、今回売れ行きがよかったのが50円均一の絵本コーナー(↓)。実は先月も置いてあったのに一冊も売れず、今月はなぜか注目されました。お子さん連れのお客さんが多かったというのが要因でしょうか。
そして、今月から試験的に夜間営業(20:00まで)も行っています。お知らせもあまりできなかったので(←怠慢)、実際夜に来られる方は少ないかなと思っていました。でも少ないながら、お客様に夜まで愉しんでいただきました。しかも、夜に来ていた方がピアノ演奏もしてくれちゃいました!! これは贅沢なサービスでしたね〜。
それに、夜間営業を楽しみに待っていた方もいたようです。やった甲斐がありました。ありがとうございます。次回も20:00まで営業します。
次回は7月25日(土)10:00〜20:00。また石蔵でお会いしましょう。
【今月の一冊】
『スタイル画の世界』長沢 節 監修/穂積 和大・河原 淳 共編
『鹿児島のドライブ探訪』南日本新聞開発センター
Comments