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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

祝6周年! 話が弾む石蔵。新企画「○○好きが集う会」も。

10月28日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。


当日は、大変よい日和に恵まれ、入り口の戸をずっと開放して営業しました。一年の中でも一番気持ちの良い季候です。


そして、前々から予告していたとおり、この日で石蔵ブックカフェは6周年を迎えました。いやー、長いようで短いような、そんな6年間でした。途中でコロナ禍もありましたけど、細く長く続いています。これもお客様や丁子屋のみなさんのおかげです。


そんな感謝を込めて、当日は「石蔵ブックカフェ通信 6周年記念号」を配布しました。



これまで、周年記念としては、お菓子を配ったり、ミニ講演会をしたりといろいろやってきましたが、「やっぱり読み物を配るのが一番いいんじゃないか」ということで、4周年の時から作るようになったのがこの「石蔵ブックカフェ通信」です(なので3号目)。内容は、スタッフによるミニエッセイ集。今回のテーマは「思い切って買った本」でした。



今回の特集テーマは「旅情溢れる書物たち」でした。「つばめ文庫」は、元々は”旅”をテーマに始めた店だったということで、原点回帰の試みです。「つばめ文庫」は、今では特に旅に関する本を中心にしているわけではありませんが、武岡本店、出水店(すみとカフェでの出張販売)、そして石蔵ブックカフェと、鹿児島県内を旅して回って本を販売しています。ある意味「旅する古本屋」ですね。



それから、毎年年末の恒例、加世田の長屋にあるカフェ「やさしい時間」の東さんによるイラスト入りカレンダーの販売もありました。もう来年のカレンダーを買う時期でしたっけ? 一年が経つのが早い早い。ちなみに今年は外国(っぽい)風景の絵が中心です。11月と12月も販売されると思います。



それから、写真を撮り忘れてしまいましたが、6周年ということで南日本新聞の記者さんにも取材に来てもらいました。本当はお客さんがたくさんいる時間に来て欲しかったのですが、国体の障害者大会の取材があるということで午前中にいらっしゃいました。


国体期間中は、南日本新聞は総力を挙げて国体取材にあたっていて、支局のみなさんも「にわかスポーツ記者(←記者さん自身が言っていました)」になっています。おかげで「地域総合面」はスッカスカ(苦笑)国体取材が忙しい中でわざわざ来ていただきありがとうございました。



ところで「南薩の田舎暮らし」は、2023年に10周年を迎え、この10月を周年記念期間として位置づけています。そんなわけで、今回は密かに「南薩の田舎暮らし10周年」と「石蔵ブックカフェ6周年」のコラボでした。具体的には、主力商品のジャムとシロップを10%off価格で販売し、お客さんに「ラッキー♪」と喜んでもらえました。ちなみに今月のコンフィチュールは「ライム」でした。これ目当てに来て下さった方もいらっしゃいました!



そしてそして、6周年記念の最大の目玉が、准スタッフの川田達也さんによるフォトブック『或仏 仏か、石か』の販売でした。これは……、解釈が受け手に委ねられた部分の大きい写真集で、「不気味〜」という人もいるかもしれませんし、「廃仏毀釈のむごさの糾弾」と思う人もいるかもしれません。


私たちはいつも話しているのでそういうものじゃない、と受け取りますが、予備知識がない人はどう思うんでしょう? 私(南薩の田舎暮らし 窪)は「土門拳を超えた…!」と評価しました(半分本気)。


そんなこんなで、いろいろ準備して迎えた6周年の日でしたが……、意外と、お客さんが少なく、「せっかくの6周年なのに、なんだか寂しいなー」と思っていたところ、閉店間際になっていろんな人が来て下さり、最終的には8時過ぎまで営業を延長するということになりました。



石蔵ブックカフェは、以前は夜8時まで営業していたので、夜にわいわい楽しく話に花を咲かせていたことがあります。この日は、まるでその時のような賑わいで、懐かしい思いがしました。しかも、この時は常連さんだけでなく、初めましての方とも話が盛り上がり、私自身、素敵な出会いに感激いたしました。


元々、石蔵ブックカフェは「石蔵の雰囲気が最高だから、そこで静かに読書できたらいいかも」みたいな感覚から始まったのですが、実際に続けてきますと、「静かに読書」よりも、人との出会いや思わぬ話の盛り上がりの方が中心になってきて、今やすっかり「コミュニティカフェ」みたいな交流の場になっています。決してそれを目指しているわけではないのですが、石蔵の温かな雰囲気が人の心を開放的にするんでしょうかね〜。


というわけで、そんな石蔵の雰囲気を活かして、6周年を機に、新しい取り組みを始めることになりました。それは、「○○好きが集う会」


「○○好き」を石蔵に集めて、語り合ってもらおう、というなんともシンプルな企画です。石蔵ブックカフェの営業中の17:30〜19:00の1時間半、毎回「○○」の部分を変えて開催する予定です。


第1回目となる11月25日(土)は、「『水曜どうでしょう』好きが集う会」を行います。大泉洋さんが北海道テレビで好き勝手やっていた番組…とのことですが私自身は全く知りませんでした(テレビ見ないので)。ですが准スタッフの川田さんが大ファンで熱く語ってくれたので、第1回目のテーマはこれに即決いたしました。『水曜どうでしょう』好きのみなさん、ぜひ石蔵で語り合ってください(事前申し込みが必要です。後日FacebookやInstagram等でご案内します。3人以上の申し込みがあった場合に開催)。


ところでその川田さん出演のイベント案内です。これについても、初対面の方と話が盛り上がりました!



こちらは会場は大浦の「books & cafe そらまど」。11月12日(日)「『三国名勝図会』という世界」のタイトルで語ります。詳しくはこちらをご覧ください↓


こんな感じで終えた6周年の日。大変楽しく、充実した一日でした。来月は11月25日(土)10:00〜19:00。また石蔵でお会いしましょう。


【今日の一冊】

川田達也『或仏 仏か、石か』

宮脇俊三『時刻表昭和史』

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