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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

石蔵では本が“映え”ます

11月27日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。ポカポカの穏やかな気候の中、コロナも鹿児島では連日感染者ゼロが続いており、なんだかスタッフの方も気が抜けたようにリラックスしての開催でした(笑)



今回の本の特集テーマは「“映える(ばえる)”本たち」。写真集や画集などといった本、また装幀が特色ある本などが並びました。


そんな中で異彩を放っていたのがこちら。江戸川乱歩の少年探偵シリーズ。確かにこの目力(めぢから)がすごい少年の表紙は映えるかもしれない…(笑)つばめ文庫の小村さんは子どもの頃にこのシリーズを結構読んだそうです。実は私(南薩の田舎暮らし 窪)は少年探偵は読んだことがありません。『怪人二十面相』とか有名なのになんで手に取らなかったんでしょうねー。


異彩を放っていたといえばコチラも。『ゴルゴ13』!

とんでもない原色が並んでいます! こんな色指定よくやりましたよね。ネット記事でよくある「こういう配色のパワポは作っちゃダメ!」の見本のような配色!(笑)


ちなみに私は『ゴルゴ13』は中学生の頃に少し読みました。国際政治とか金融といった話題がけっこう上手にアレンジされて物語りが作られています。もちろんフィクションなので全く勉強にはなりませんが、完全な作り話ではなくそれっぽく工夫されているのが面白いところです。


こちらは見た目はあまり映える本ではありませんが、その中身はというと…、


1950−90年の日本の広告デザインについての本です。今に比べて、昔の広告はずっとデザイン性が高い気がしますよね。(なんでも「昔はよかった」とかいうと年寄りじみていていけません)


“映える”というといかにもケーハクですが、実は石蔵で古本を販売するようになったのも(←数年前の「石蔵古本市」というイベントがきっかけ)、「石蔵で本を売ったら雰囲気がよさそうだ」という“映え”からきたアイデアだったんでした。


本は読むばかりが価値ではないので、見た目から入るのもいいですよ!



それから、今回は長屋(ながや)にあるカフェ「やさしい時間」のマスターが、オリジナルカレンダーの販売を行いました。ちなみに昨年も売ってましたので石蔵ブックカフェとのコラボは2年目です。



というわけで、早くも年末になっております。次回は12月25日(土)10:00〜19:00の開催です。クリスマスの開催ですがいつも通りです。また石蔵でお会いしましょう。


【今日の一冊】

『写真集 鹿児島 その日その時』

武藤北斗『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』

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