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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

新型コロナウイルスの影響は皆無

3月28日、石蔵ブックカフェ開催しました。 当日はあいにくの天気で、雨が降ったりやんだりでした。鹿児島でも新型コロナウイルスに感染した人が出た中での開催で、「どのくらいお客さんが来るかわからないなあ。すごく少ないか、逆にすごい繁盛したりして…」などと思っていたのですが、驚くほど、全く完全に”いつも通り”の感じでした。まあ僻地なのでこちらまでコロナウイルスが来るのにはもう少し時間がかかると思います…(いや、ずっと来ないで欲しいですが)。


さて、今回の本の特集は「ことばを紡ぐ —詩・短歌・俳句の世界—」でした。詩はともかくとして(!?)、短歌や俳句をやっている人は多いですよね。老後の趣味にも最適です。


かくいう私(南薩の田舎暮らし 窪)の父も老後に俳句や薩摩狂句をつくっています。そんなわけで、今回の特集は実際に短歌や俳句を嗜んでいる人がよく見ていたようです。

しかし! これに関してはとんだ手落ちをしていました。短歌といえば会場の丁子屋のおばあちゃん(吉峯睦子さん)が短歌の名手で、『託す想い』という歌集を出しているんです。これがすごくいい本なので、これを売ればよかったと思いました。


Amazonでも売っているのでよかったら買って下さい。素直な気持ちを平易な言葉でストレートに詠んでいて、胸にスッと入ってくる素晴らしい歌ばかりです。本当にお世辞じゃなくて、なかなか作れないような素朴な短歌。「短歌は難しいからいいや」っていう人にこそ読んで欲しい本です。 『託す想い』(Amazonの商品ページ) https://amzn.to/3aDzi9L ところで、このコーナーの本を何気なーくパラっとめくったら、「加世田」の文字が飛び込んできて「おおっ!」となりました。『悪い声―池崎輝夫詩集 (日本詩人文庫)』です。読んでみると、「加世田に異動を命じられてやってきた。来たくもない街にきてしまった。本当に陰気なイヤな街だ」という内容。全力で加世田を腐(くさ)しています…。マジで異動がイヤだった模様。



ちょうどこの本を手に取る前、非人間的な人事異動の話をしていた(異動のシーズンですから)ので、タイムリーでした。それにしても加世田でこの本を売るっていうのが面白い(ブラックジョーク的な)。


ちなみに池崎輝夫さんは、鹿児島県出水市の出身で長く門司に住んでいた方(存命なのか不詳)。空手が趣味の異色の詩人だったようです。

さてさて、第15回となる石蔵アカデミアは、「ロボットプログラミング体験!」でした。講師は鹿児島大学工学部で教えている谷口康太郎さん。谷口さんは、子ども向けにも結構難しい言葉を使いつつ説明し(笑)、「じゃあみんなどうすればいいか考えてみよう」と結構丸投げでプログラミングさせていました。

正直「こんな説明でできるの!?」と思っていたのですが、なんと、参加していた子どもたち(たぶん全員小学生)は、粘り強く自分の頭で考えてなんとかプログラミングしていました。みんなすごいな!

そして今回、実はうちの子(新5年生)も参加させてもらいました。講座の時間が3時間ということで、集中力が持つのか心配でしたけど、最後まで熱中して取り組んでいました。私はずっとついて見ていたわけではないので、プログラミングができていたのかどうかは知りませんが…(笑)面白かったみたいです。

さて、改めてお知らせですが、石蔵ブックカフェに合わせて行ってきた「石蔵アカデミア」ですが、とりあえず今回が最後となり、一旦休止する形にします。まだ決まっていませんが、今後、別の形で開催していきたいと思っています。 そしてもう一つお知らせ! 「石蔵アカデミア」を休止する代わりといってはなんですが、次回より営業時間を延長し、営業時間が10:00〜20:00となります(2時間延長)。でもお客さんが少なかったらまた元の営業時間に戻すので、夜やってるといいんだよね、っていう方は早めにお越し下さい!

次回は4月25日(土)。10:00〜20:00です! お菓子も頑張って手作りしていますよ! また石蔵でお待ちしています。 【今日の一冊】 「シリーズ日本の随筆」

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