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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

年末ブックカフェ、大賑わいでした。

更新日:2019年12月31日

12月28日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。


鹿児島の12月は天気が悪い日が多いのですが、まるで秋晴れのような好天に恵まれ、多くのお客様で賑わいました。年末の慌ただしい時なのに大賑わいで驚きました。いつもこれくらい繁盛するといいのですが…(苦笑)



今回、なんとドイツから取材に来てくださった方がいました。ドイツで通訳や司会、翻訳の他、演劇や撮影にとマルチに活躍されている尾方綾子さんです。尾方さんは川辺出身で、以前から石蔵ブックカフェにご関心があり、今回一時帰国に合わせて来て下さったそうです。


【参考】尾方さんのWEBサイト


Youtubeもやってらっしゃって、石蔵ブックカフェを紹介していただけるそうです。

Youtube 旅するインタビュー「タビタビュー」


尾方綾子さん

…が! いつもなら暇で応対する時間もあったでしょうが、今回はたくさんのお客様がいらっしゃったため忙しくて、マトモに応対することができませんでした…。尾方さん、本当にすみませんでした!! (でもあんなに応対できなくて動画ができるんでしょうか…)


ところで、尾方さんは日本文学の朗読会の活動もやっているそうです。当日、私はちゃんと聞けなかったのですが、詩の朗読もされていました。私も逆に尾方さんの話をいろいろ聞きたかったのに、なかなかお話を伺えなかったのが残念です。またご縁をいただけますように!


さて、今回の目玉は石蔵アカデミア第12回「丁子屋の歴史をひもとく」でした。丁子屋のおじいちゃんとおばあちゃんこと吉峯幸一さん・睦子さん夫妻と私の対談です。



いつもの石蔵アカデミアは広報らしい広報はしないのですが、今回はとても貴重な機会だということで、南日本新聞(みなみのカレンダー)とMBCラジオ「たんぽぽお出かけ隊」でお知らせさせてもらいました。


その甲斐あって、会場には40人くらいのお客様が集まりました。今回は会場をいつもの「喜八蔵」から「吉祥蔵」という大きな石蔵に変更して開催。お二人から大変興味深いお話を伺うことができました。ご高齢にもかかわらず講演していただいたお二人に感謝です…!



今回の本の特集テーマは「古書de新書」でした。「新書」というのは新刊本ではなく、「新書サイズの本」を意味しています。文庫本より少し縦長なアレですね。なぜこのサイズの本を「新書」というのかというと、その嚆矢である「岩波新書」が元になっています(だったと思います)。


「岩波文庫」は言わずと知れた名作の集成ですが、これは評価が定まった古典的な本を集めているのでどうしても現代の話題や最新の研究成果が抜け落ちてしまいます。そこで、時事的な問題や最新の研究成果について、手に取りやすい価格とサイズで提供しようという趣旨で始まったのが「岩波新書」。ちなみにサイズについてはイギリスにおける廉価・高品質のペーパーバックスシリーズ「ペンギンブックス」に範を取ったと言われています。



というわけで、新しい話題について語るから「新書」なんですよね! この黎明期から1970年代までの岩波新書のレベルの高さは特筆すべきものです。今となっては古びているものもありますが、今読んでも研究書レベルのことがわかりやすく書かれているものが多く、古本で見かけたら是非手に取ることをオススメしますよ!


ちなみに、写真を撮り忘れましたが、当日は私(南薩の田舎暮らし 窪)のつくったお野菜も並べました。小玉かぼちゃや無農薬・無化学肥料でつくった大根やカブ、原木しいたけでした。だいたい売り切れました! こちらが私の本業ですが、本業が「ついで」という倒錯したイベントです(笑)


次回は1月25日(土)。石蔵アカデミアは温泉の楽しみについて! 石蔵でお待ちしています。


今年もお世話になりました。皆様もよいお年をお迎え下さい。


【今日の一冊】

『私は赤ちゃん』松田 道雄


 
第13回 旅のスパイス~鹿児島の温泉

旅が先か、温泉が先か? 温泉巡りをすると、今まで行ったことない素敵な場所にも出会えます。身体も癒され、デートの達人にもなれるかも? 県内のバラエティ豊かな良泉を、200施設以上回ってきた人間が紹介。温泉巡りをきっかけに、外をもっと見てみましょう。

話 者:宮本 幸彦

日 時:2020年1月25日(土)13:30〜14:30

場 所:南さつま市加世田 丁子屋石蔵(喜八蔵)

申 込:不要

参加費:石蔵ブックカフェで1ドリンクオーダー

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