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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

売上は約6年間の中でも、かなり少ない方でしたが…

更新日:2023年8月31日

8月26日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。


客商売では、「二八(にっぱち)は暇」とよく言われます。寒すぎる2月と暑すぎる8月は、客の入りが悪いという格言(?)です。この格言の通り、外は茹(う)だるような暑さで、なかなかお客様が少ない一日でした。(石蔵の中は冷房が効いているのですが。)



ちなみに、私(南薩の田舎暮らし 窪)は、朝からあまりやる気がありませんでした。というのは、実は家内と子どもが10日ほど帰省していて、しばらく一人暮らしの生活だったためです。「一人で羽を伸ばせていいですね」という方もいますが、私は一人暮らしを一度もしたことがなく、家族が居ない家が耐えられないタイプですので、すっかり調子を崩していたのです。


とはいえ、一人の時間が多いことは読書にはいいですね。この1週間は普段の2倍くらい読書してしまいました。



今回の特集は「文庫本・100円均一祭り♪」でした。100冊買っても1万円!です。結構お値打ちな(100円じゃ売るのがもったいない)文庫本がたくさん放出されました。冊数も多い!



ところが、百均は売り手側にとっては当然厳しいです。100冊売れても1万円なんですからね(笑)たくさん買っていかれる方も多かったですが、いかんせん、今回はお客様の数が少なかったですからね…。



一方、南薩の田舎暮らしのカフェ部門では、いつも手作りお菓子を作るナツミが帰省中で不在のためお菓子がほぼなく、代わりに「すももジャムのせアイスクリーム」を販売しました。これは、ご注文された方には「とっても美味しい! ジャムが合う!」と言ってもらえたのですが、アイスクリームの場合はモノが展示できませんので、ご注文された方はほんの僅かでした。写真も何もないとなかなか売れませんねー。



暗い話題ばかり続いたので(!?)、このあたりで気を取り直していきますね。当日は、「ギャラリー蛇足」の漣(さざなみ)さんがご来店されて、『蛇足通信』を持ってきてくださいました。これは、ギャラリーで発行しているフリーペーパーです。


私が見る所、鹿児島では今一番勢いがあるフリーペーパーではないかと思います。隔月刊で、手書きページが多いのが特徴。県内各所にひっそりと置いていますので、見掛けたらぜひ手に取ってみてください。



それから、常連さんが連れてきてくださったゴッタン奏者のSさんが、ゴッタン演奏を披露してくださいました(しかも2回も!)。知らない人のために一応説明すると、ゴッタンとは、鹿児島の伝統楽器。基本的には三味線ですが、三味線の場合では蛇皮が張ってある部分が、木の箱なんです。


ちなみにSさんは、滋賀出身だそうです。都城にお祖母様がいらっしゃり、その影響でゴッタンを始めたのかと思いきや、京都の民族楽器店で衝動買いしたのがゴッタンとの出会いだそう。南九州の出身でない若者がゴッタンを練習してくれているとは嬉しいですねー。立派です!



准スタッフの川田さんが始めた新プロジェクトも遂に名称が決まりました。「道の器」です。「道の駅で見つけてきた器」だから「道の器」だそうです。実際にどのような器が選ばれているのか、ぜひご覧になってください。



お客さんは少なかったですが、石蔵で一日店番していますと、常連さんを中心にいろいろな方と話が弾みました。常連さんには、「一ヶ月に一度、ここで話する以外、まともに人と話すことがない」という方もいらっしゃいます。


石蔵ブックカフェも、もうすぐ6周年を迎えます。そういう方にとっては、まさに大事な「居場所」になっているんだなあと思います。私自身、たった10日間の一人暮らしでもずいぶん精神をやられましたので、人といろいろ話せる場があるということが、どれだけ大切なことか骨身に沁みました。


ですが、今回の石蔵ブックカフェは我々の告知不足や商品の準備不足もあって、本+カフェの売り上げは6年間の中でもかなり低い方(もしかしたら開始当初を除いたら最低かも…?)となりました。もうちょっと頑張らないといけませんね…!



ところで、こちらのイベントは「Books & cafe そらまど」で開催されるものですが、あとちょっとで定員になりますので、もし参加をご検討の方がいましたらお早めにお申し込みください。

↓第7回そらまどアカデミア「戦前・戦中・戦後の絵本〜移りゆく子ども観〜」を開催します


さて、来る10月の石蔵ブックカフェ6周年では、「石蔵ブックカフェ通信」を発行予定です。テーマは「思い切って買った本」。今、スタッフみんなで鋭意執筆中です。どうぞお楽しみに!


次回は、9月23日(土・祝)、10:00〜19:00。また石蔵でお会いしましょう。


【今日の一冊】

池波正太郎『男の作法』

桐野作人 編『猫の日本史』


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