冴えない8周年記念日でしたがいつもありがとうございます
- 南薩の田舎暮らし
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更新日:5 時間前
10月25日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。今回で、石蔵ブックカフェは8周年を迎えました。当日は秋らしい気持ちの良い天気で(ちょっと暑かったくらい)、大変爽やかに8周年を迎えました。これもご協力いただいている丁子屋さんや、いつも来て下さるお客様のお陰です。ありがとうございます。

ところが実は、私(南薩の田舎暮らし 窪)は10月半ばから体調を崩していて、当日はたいへん冴えない調子でした。石蔵ブックカフェの2日前まで寝たり起きたりしていたのですが、当日はなんとか石蔵に来ることができました。そんな調子だったので、8周年のこともどこにも告知できず、いつもよりずいぶんお客様が少ない感じでした。残念です。

周年企画は、恒例となった「石蔵ブックカフェ通信」です。今回は「私の創作活動」についてスタッフが語りました。冒頭に掲載した「伝説のバカジャナーイズ」は、インディゴケアの佐藤美菜子さんのエッセイです。素晴らしい内容なので、どうにかして入手されることをオススメします。ブックスパーチかbooks & cafe そらまどで手に入るはずです。

10:30からは、「昭和歌謡好きが集う会」が開催され、ブックスパーチの諏訪田さん含め4名の参加でけっこう盛り上がっていました(時間延長していたような)。
諏訪田さんは、最近話題になっている3DCGアニメ「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」のテーマ曲になっているキャンディーズの「銀河系まで飛んで行け!」が最近のお気に入りだそうです。テーマ曲にキャンディーズの曲を宛てるなんて、今の人はすごいセンスだなあと思います。
うる星やつらのテーマ曲「殿方ごめん遊ばせ」(南翔子)なんてのも、今の人が聞いたら新しく感じて人気が出るんじゃないでしょうか!?(←完全に私の好みです)

今回の特集は「おすすめの小説」でした。諏訪田さんが読んだり、読書会で紹介されたりしてイチオシの小説(新刊)が並びました。私は最近小説をあまり読んでいないので、知らないやつばっかりでした。しかし最近あまり時間がなくて学術書など読む余裕がなくなっているので、軽い小説でも読んでみようかなと思っています。
ところで、石蔵ブックカフェとのコラボイベントで、向かい側の石蔵では「和み」と題した小さなアンティーク市が毎回開催されています。品目は主に着物と雑貨です。そこで、地無し尺八の室屋朋子さんが来客されるという情報をキャッチしたので、ダメ元で「尺八吹いてください」と(事前に)お願いしたら、なんと私の願いを聞いて尺八を吹いてくださいました。

室屋さんの尺八は本当に素晴らしくて、心が洗われるようです。そして普段は可愛らしい室屋さんが、ひとたび尺八を吹き出すと鬼神のような迫力になるのもすごいです。室屋さんの尺八を聞いたことがない方は、ぜひ何かの機会を捉えて聞いてみてください。
それから、今回、石蔵ブックカフェにデモCDを持ってきてくださったのは吉峯沢夜(たくや)さん。LAGBAG MUSIC TOGO(東郷音楽学院)で録音したようです。本格的〜!

吉峯さんは、初めて人前でギター弾いたのが石蔵ブックカフェだったそうです。最初は「コードは3つしか弾けない!」と言っていました。
それから折々、石蔵ブックカフェに来て、数分のゲリラライブをしたり、弾き語りで楽しませてくれました。今では2時間のソロライブを開いているということです。石蔵ブックカフェ8年の歴史の中で、徐々にステップアップしていっていますね。ギターも格段に上手くなりました。素晴らしいと思います。見習いたいものです。

ところで、次回の石蔵ブックカフェでは、10:30〜12:00に「国書刊行会好きが集う会」を行います。ここ何回かの「○○好きが集う会」は現実に人が集まるタイプのテーマでしたが、今回はちょっとマニアックな設定にしました。
国書刊行会といえば、最近『物語要素事典』というとんでもない本が出て話題になりましたね。この本、2万8600円もするのに、なんと2刷りいってるんですよ! こういう、「他では出さない」「出せない」本を出しちゃうのが国書刊行会です。
ちょっと古いものですと『世界幻想文学大系』(全45巻)なんかも素晴らしいシリーズですし、世紀末から2000年代にかけて刊行された『文学の冒険』シリーズには、ちょっとディープな「世界文学」を読む人はたいへんお世話になりましたよね。個人的には「未来の文学」というSFのシリーズも画期的なものだと思いました。それから「バベルの図書館」シリーズもいいですよね。
実は私、国書刊行会の出版する本がヒットしすぎたため、実は就活で国書刊行会にエントリーして最終面接までいったことがあるんです(笑)こちらの事情で辞退しましたが、もしかしたら国書刊行会で働くという人生があったかもしれません。というわけで、そんな国書刊行会好きが集まることを期待しています!
**国書刊行会好きが集う会**
11月22日(土)10:30〜12:00@丁子屋石蔵(石蔵ブックカフェ内)
↓申し込みはこちら(3名以上の申し込みで開催決定)【要申込】
※「○○好きが集う会」は、「○○好きが集まったらそれだけで楽しい」というシンプルなトークイベントです。
最後に、石蔵ブックカフェではないですが、石蔵でのイベント情報です。上薗綾奈さんの「無伴奏ヴァイオリンコンサート Vol.2」が11月16日に丁子屋石蔵にて開催されます。Vol.1 を聴きに行きましたが素晴らしかったです。当時小学生だった娘も感動していました。丁子屋さんでチケットを取り扱っているので、ご希望の方は丁子屋さんに電話してください(数に限りあり)。

次回は11月22日(土)10:00〜19:00。また石蔵でお会いしましょう。
【今日の一冊】
波木 銅『万事快調(オール・グリーンズ)』
森田清美『高野山信仰と霧島山信仰』





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