8月10日、「石蔵ブックカフェ」開催しました。今回、10回目となる節目の開催でした(ただし臨時開催の1回を除く)。
連日の猛暑の中で、お客様の数は少ないだろうと予想しておりましたが、いつもと同じくらいお客様に来ていただきました。本当にありがとうございます!
今回の「月替わり特集」は「日本の仏教」でした。
この特集にかこつけて、私は以前から「仏教について語り合いましょうね!」といいながらいつまでもその機会を持てないでいたGさんを誘ったんです(客引きとも言う)。そうしたら快く遠方から来て下さって、ずいぶん長話をしてしまいました。
Gさんは、ご自身がまるで仏のような方なのですが、話を聞いてみますと、スリランカまで行って仏教の修行をしたり、インドでブッダガヤの菩提樹の下で瞑想したり、クシナーラーにも行くなど、かなり本格的な仏教の遍歴をしています。しかも霊鷲山(りょうじゅせん)にまで行ったそうです。この山はブッダが教えを説いたところなんです。クシナーラーなどは観光地化しているのですが、霊鷲山はそういう場所ではない荒々しいところですから、そんなところまでブッダの教えを求めに行った方に初めて会いました。
さらにGさんは、チベット仏教に基づく修行もされておりました。こちらもかなり本格的です。日本中探しても、これほどの求道者に出会うのは難しいと思います。
こうした修行を経てきたからなのでしょう。Gさんは、目の輝きが違います。まるで宝石のような美しい目の輝きをされていました。お話を聞くのももちろん有り難いですが、その暖かな目を見ているだけで、こちらの心が洗われるようでした。
…すいません、すいぶん話がヒートアップしてしまい、本からもカフェからも遠ざかりました。
Gさん、本当に来ていただきありがとうございました!
ところで話は変わりますが、今回「Reading Salon」をご利用いただいた方が、すごく王道な読書記録をつけて下さっていて、それにも感動しました。
「Reading Salon」では、集中して本を読み、そして読んだ本についてノートに記録してもらうことになっているのですが、そこにこんなメモを残して下さったのです。
なんて素直な読書記録なんでしょうね。こういうのって、簡単そうでなかなか出来ないんですよね。こんな風にメモをつけていただくと、主催者冥利に尽きます! ありがとうございます!!
※ちなみに、この上の『真夜中の五分前』のメモも気が効いていてステキですよね!
そうそう、前回から始めた「今日の一冊」ですが、シリーズ「お経」(講談社)、五来重・後藤英夫『円空佛—境涯と作品』、魔夜峰央『翔んで埼玉』が選ばれました。
この「今日の一冊」コーナーも、来ていただいた皆さんに「へー」と思ってもらえるように、さらに工夫していきたいと思います。
次回は9月14日(金)です。どうぞお越し下さい!
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