5月27日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。
このところ急に夏めいてきた中での開催。当日は天気がよくかなり暑くなったので、今年初めてクーラーを点けました。おかげで石蔵内は快適。石蔵は、冬は暖房が効かなくて寒いですが、夏は涼しいです。
今回の本の特集は「The・ノンフィクション」でした。実は私(南薩の田舎暮らし 窪)は、この頃小説やエッセイなどほとんど読んでおらず、ノンフィクションばかりです。というのは、調べものなどをすることが多いので(というか常に調べものをしているので)、まるで追われるようにノンフィクションの本を読んでおります。
「調べものはインターネットですれば?」と思う人もいるかもしれません。もちろん私もインターネットは使うんですよ!? しかし、何かについて知りたいと思ったとき、日本語インターネットはまだほんの少ししか役に立ちません。それに検索結果から自分なりに理解をまとめるのも実は大変。
だからググるより、本を一冊読んだ方が、圧倒的に早く、正確に、わかりやすく知ることができるんですよ。これは、本にまとめられる過程である程度正確性が担保されることと、紙面レイアウトの視認性の良さ、縦書きの読みやすさといったものが要因です。実際、ネットで話題になったものや、ネットで有名になった人も、大概、本が出ますよね。ヒカキンだって本出してるんですから(笑)
というわけで結論を言います。「何かについて知りたくなったら、ググる時間はもったいないので本を読め」ってことです。いや、まあ、Wikipediaくらいは読んでもいいと思いますけど(笑)(それでもWikipediaの記事も時々信用ならないので、注意した方がいいです。)
ところで今回は目玉商品として、『三国名勝図会』がありました。近世薩摩藩の文化研究に必須の文献です。私もほしいほしいと思いながら、国会図書館デジタルコレクション(デジコレ)で見られるのでここまで買わずにきてしまいました。
しかしやっぱり、デジコレではいちいち該当ページを探すのも面倒だし、ある項目を読んでいる途中で別の項目を参照するのがやりづらかったりしますので、本当は手元に持っていた方がいいのです。今ではまだ、インターネットよりも紙の方に一日の長がありますね。
さてさて、今回は同日、「丁子屋石蔵一芸大会」が開催されておりました(会場は、石蔵ブックカフェの道向かいにある石蔵群)。外にはキッチンカーが並び、お客さんも次々訪れていました。
「一芸大会」とは、一人15分以内で内容自由の出し物をしていいですよ! という学園祭みたいなノリのイベントです。この他、運営メンバーの濱崎こころさん率いるジャズバンドの演奏もありました。
そして、なんといっても、石蔵ブックカフェより、つばめ文庫の小村さんがドラムスを披露するということで「一芸大会」に出場しました! (動画を画面キャプチャしたので画質が悪くてすみません)
けっこう無理矢理出演させられてましたが(笑)、それでもこういう場で勇気を出して発表するって素晴らしいことですよね! 楽器の一番の上達方法は、人前で演ることだと言われております。見習わなくては!
ちょっとここらで2つ告知です。1つ目は、6月10〜11日にマルヤガーデンズで行われる父の日企画の「MARUYA BASE」につばめ文庫が出店します。
2つ目は、南薩の田舎暮らし直営店「books & cafe そらまど」で6月11日に行われる講演会(そらまどアカデミア)。室屋さんの超俗的な尺八の音には衝撃を受けること間違いなし。まだ定員の余裕が若干ありますので、この機会にぜひ!
↓くわしくはこちらのリンク先へ(申し込み方法もリンク先)
ようやくコロナ禍(というかコロナ警戒体制)も収束し、イベントがたくさん行われるようになってきましたね。やっぱりオンラインより直に体験する方が面白い。石蔵ブックカフェにもお客さんが増えるといいのですが…!
次回は6月24日(土)10:00〜19:00。また石蔵でお会いしましょう。
【今日の一冊】
『夜と霧』 V.E.フランクル著、霜山 徳爾 訳
『三国名勝図会』
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