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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

いろんな意味でレジェンド回! 石蔵アカデミアはぶっちりぎりで大盛況。

8月24日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。


非常に蒸し暑く、日が差したかと思えば急に雨が降り出したり、不安定な天気でした。なかなか外に出づらい日だったと思いますがお越しいただきありがとうございました。



今回の目玉はなんといっても中学3年生の講演です。南さつま在住の鳥界のホープ、加藤卯月君による身近な鳥たちの話でした。


事前に、中学校の知り合いが20人くらい来る、と聞いていたので少し手狭かもしれないなーと思っていましたが、開演30分前からどんどん人が集まり始め、75人ほどの人にお集まりいただきました。



ところが、会場のキャパは35人くらいです…! この蒸し暑い日にすし詰め状態になってしまいました。


講演は、硬軟取り混ぜた興味深い内容で、中学3年生とは思えないクオリティの高いものでした。スライドは60枚以上あったのに、てきぱきと説明していてスピード感もあり、会場のみなさんも大注目でした。ところがなにぶん会場がキャパオーバーで、クーラー(全開)も効かないし、お客さんがかなりきつそうになってきた! というわけで、予定にはありませんでしたが講演30分くらいで急遽休憩を入れ、無料で水を配布することとしました。


それで「ちょっと休憩いれまーす!」と会場の前に出て行こうとしたら、パソコンとプロジェクタを繋ぐVGAケーブルを足に引っかけてしまい、なんとなんと、ケーブルをぶっちぎってしまいました!



講演の途中でVGAケーブルをぶっちぎってしまう主催者も前代未聞だと思います!(笑)


それで、休憩中に加世田のヤマダ電機まで車を走らせ、10分ほどでVGAケーブルを買ってきて見事復旧! 大都会加世田の恩恵を受けました。大浦でのイベントでしたら死んでました。でも頼りがいのあるところを見せられて良かった〜(ポジティブ思考)


というわけでちょっと長めの休憩になってしまいましたが、その間も卯月君は質問を受けるなどして上手に時間を繋いでいました。うーん、さすが!


講演は大変よかったのに、とにかく会場キャパ問題を中心に主催者側の不手際が多く、来ていただいた方にご迷惑をたくさんかけてしまったのが痛恨の極みです…! VGAケーブルもぶっちぎったし。卯月君にも申し訳ありませんでした…。


でも急遽MBCにも取材に来ていただき、たくさんの人に集まってもらい、レジェンド的な講演になったかと思います。機会があったら、懲りずにまた加藤兄弟に講演をお願いしてみたいと思います!!


※異常にバタバタしていたため、写真がほとんどなくてすみません。


さて、今回の本の特集は「自然とともに生きる」でした。自然科学系の特集です。特に宇宙関係が多かったですね(Newton別冊とか)。自然科学系は、学説が更新されていくスピードが他の分野に比べて早いので古書は不利な分野です。例えば30年前の恐竜の本は、今とはかなり様子が違いますし(例えば恐竜に毛が生えてない)、50年前になるともう読む価値はないのがほとんどです。



ところが例えば歴史分野ですと、どんどん知識は更新されはするのですが、そのスピードは緩やかです。中央公論新社の「日本の歴史」シリーズ全26巻は、1965〜1967年にかけて出版されたものですが、未だに日本史の通史として必読の価値を持っています。50年以上前に出版された本がまだ新刊書として売れ続けているってすごいですよね…?


今回の石蔵ブックカフェでは、その中央公論新社の「中公新書」の明治維新関係本もたくさん並んでいました。このシリーズおすすめです。特に毛利敏彦さんの『明治六年政変』や原口虎雄さんの『幕末の薩摩』は鹿児島県民としては必読! 同著者の『大久保利通』や大江志乃夫さんの『木戸孝允』は以前「維新前夜の群像」というシリーズで出ていたもので、下手に(?)大河ドラマなんかを見るよりもずっといいです!



それから、今回の石蔵ブックカフェではデザイン関係の本もチラホラありました。その中でも特に面白かったのがコレ!



いろんな店のショップカードがひたすら掲載されているという本です。いやあ、参考になりますね〜。「石蔵ブックカフェ」も「南薩の田舎暮らし」もショップカードらしいショップカードがないので、こういうのを参考に作ってみてもいいかもしれません。アイデアが膨らみます!



そして今回、個人的にとても気になったのがこちら。イランの草木染めの織物「ギャッベ」の本です。見ていて飽きません。買おうか買うまいか大変悩んで、結局買いませんでしたけど、やっぱり買っておけば良かったかも。




次回は9月28日(土)です。石蔵アカデミアは鹿児島の出汁(だし)の話。茶節も食べられるみたいですよ!


【今日の一冊】

『ゾウの時間 ネズミの時間』本川達夫 著


 
第6回 鹿児島の「出汁(だし)」の魅力について

枕崎市が生産量日本一のかつお節を始め、豚・鶏・野菜など、鹿児島県は全国でも有数の「出汁素材」の宝庫です。今回は、各出汁素材の現状・歴史・効能をご紹介しながら、鹿児島の「出汁の魅力」を深堀します。かつお出汁を使った郷土食「茶節」作り体験付。

話 者:中原晋司(枕崎カツオマイスター)

日 時:9月28日(土)13:30〜14:30

場 所:南さつま市加世田 丁子屋石蔵(喜八蔵)

申 込:不要

参加費:500円(税込み)

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