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  • 執筆者の写真南薩の田舎暮らし

「ザ・ストリート・スライダーズ好きが集う会」の楽しいひととき

4月27日(土)、石蔵ブックカフェ開催しました。4月半ばからまるで梅雨のように雨続きで、お仕事が順調に進まない方も多いと思います。当日も朝は土砂降り。ひーひー言いながら車に道具を積み込みました。開店時間には雨が上がってホッとしましたが、このはっきりしない天気はどうにかしてほしいものです。



今月の特集は「みんなの絵本」。小さな子ども連れのお客様に来て頂けるように、Instagram等で告知はしていましたが…、GWの初日だからでしょうか、正直お客様は少なめでした。最近、InstagramもFacebookも、あんまり告知能力がなくなってきたように感じています。投稿が見られないんですよね。どうしたらいいんでしょうか…?


≫石蔵ブックカフェのInstagramアカウント


ところで、ドリトル先生シリーズがこんなに長かったなんて初めて知りました。井伏鱒二が翻訳をしていたのも知らなかったです。



前回から本担当になったブックスパーチさんは、新刊も取り扱っています。新刊の絵本もたくさんありました。上の写真の横の方にちらっと写っている工藤直子『てつがくのライオン』も新刊。


ブックスパーチ諏訪田さんが工藤直子さんのことが好きで仕入れたそうです。ちなみに、マンガ家の松本大洋は工藤直子さんの息子なんだとか。知らなかった!(親子共作の『「いる」じゃん』という絵本も置いてました。)



特集以外は、以前と同様、郷土誌関係が充実しています。ちょっと前まで天文館の丸善に古本コーナーがあって、そこで郷土誌関係は手に入りましたが、丸善がなくなって駿河屋になってしまいましたので、こちらのコーナーも貴重な場になっていると思います。いい本が揃ってました。


さて、今回は、17:30から開催する「○○好きが集う会」を、いつもより強化された内容で開催しました。


今回は「ザ・ストリート・スライダーズ好きが集う会」ということで、新地浩一郎さんとかごしま探検の会の東川隆太郎さんのお二人でトークショウを開催していただいたのです!


(しかし、集客がうまくいかず、観客が少なかったのが申し訳なかったです。)



元々このトークショウは、石蔵ブックカフェの方からお願いしたのではなく、新地さんからの提案で開催しました。新地さんはザ・ストリート・スライダーズの大ファンで、昨年から1年限定で同バンドが再結成されたことを記念してこのような会を設けてくださいました。(変な瞬間の写真ですみません!)


実際の進行やお話は東川隆太郎さんがメイン。しゃべるのが仕事なだけあって、本当に話が上手です。その中で、東川さんや新地さんがどうしてスライダーズに出会ったのか、ということが深掘りされましたが、音楽との出逢いはドラマだなあとつくづく感じました。


東川さんは、高校生の時にパンクバンドをやっており、友人からスライダーズを勧められてビビッときたそうです。高校生の時、東川さんがビビッときたのがスライダーズと福昌寺跡ということで、「やってることが今と変わってません」とのこと。すごいですね。



一方、新地さんは、中学3年生の時に、怪我をして2週間入院した際、スライダーズのテープをずっと聴いていたことで刷り込まれたそうです(お話をだいぶ簡略化しています)。昔は、今と違ってインターネットがありませんので、ラジオからダビングしたテープをずっと聞き続けるような聞き方が多かったですよね。


東川さんは、その後いろんな音楽が好きになり、今でもいろんな音楽を楽しんでいるそうですが、新地さんは、いろいろ聞いてきたものの、今でも聞くのはスライダーズとミッシェル・ガン・エレファントくらいだそうです。筋金入りのスライダーズファンです。



ちなみに、昨年からの再結成で、過去のアルバムがアナログレコードで復刻されたそうですが、これも全て集めたとか。すごい熱意! これらのレコードをプレイヤーで再生しながらのトークショウでした。


正直なところ、私(南薩の田舎暮らし 窪)はザ・ストリート・スライダーズというバンドを全然知りませんでした。しかしお話を伺って、お二人の人生とスライダーズが交錯していることに大変面白さを感じました。今回は、スライダーズを知らない人にも面白い話だったと思います。「何かを大好きな人の話」って、その「何か」を知らなくても十分面白いですよね。


というわけで、「○○好きが集う会」は、「○○好き」の話をただ聞くだけでも面白いと思いますので、ぜひ参加してみてくださいね。


次回は、ブックスパーチの諏訪田さんが、継続的に文化人類学の勉強を続けているということで、「文化人類学好きが集う会」を開催します。よろしくお願いします!


**文化人類学好きが集う会**

5月25日(土)17:30〜19:00@丁子屋石蔵(石蔵ブックカフェ内)

↓申し込みはこちら(3名以上の申し込みで開催決定)【要申込】


なお、こんな「○○好きが集う会」を開催してほしいというご要望がありましたら、お気軽にお寄せください。


最後に、ひとつお知らせです。5月12日(日)に、books & cafe そらまどで、「九州の古墳における横穴式石室とその特徴」という講演会が行われます。これも、古墳好きの講師が存分に語ってくださると思いますので、絶対面白いですよ!


詳しくはリンク先をご覧ください。



今回は、お客様がちょっと少なめでしたが、とにかく「ザ・ストリート・スライダーズ好きが集う会」が面白く、充実した日になりました。新地浩一郎さん、東川隆太郎さん、ありがとうございました! また、東川さんの歴史以外の顔を知ることもできてよかったです(ちなみに、東川さんは沖縄民謡の鹿児島県随一のコレクターでもあるそうですよ!)。


次回は5月25日(土)10:00〜19:00。また石蔵でお会いしましょう。


【今日の一冊】

こうの史代 マンガ/「この絵本が好き!」編集部 編『あの時、この本』

新戸雅章『江戸の科学者—西洋に挑んだ異才列伝』



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