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  • 執筆者の写真南薩の田舎暮らし

祝1周年! ぶっちぎりなミステリとの出会いも

10月12日、素晴らしい天候の中、石蔵ブックカフェ開催しました。


急に秋めいてきた10月、クーラーも、暖房もいらない、本当にちょうどよい天気。行楽日和、読書日和の秋がやってきましたね。



今回で、昨年10月から始まったこの石蔵ブックカフェも1周年! 最初は、売上的にはちょっときびしそうだなーという覚悟をしていた取り組みですが、常連さんを中心とした地域の皆様のご愛顧に支えられ、なんとか1年続けることができました。


ありがとうございます!



というわけで、1周年のありがとうの気持ちをこめて、本当にささやかですが、手作りクッキーを配布いたしました。このクッキー、見栄えは地味ですけどとっても美味しいんですよ。石蔵ブックカフェに来たら、古本と珈琲だけでなく、お菓子もつまんでくださいね(笑)




そしてなんと! 1周年記念の感謝をこめて、店主によるピアノ演奏もいたしました。


台風以降ろくに練習も出来ずヘッタクソで申し訳なかったんですが、ヘッタクソなりに頑張ったということで、頑張りを評価してください…。もともと何時からというスケジュールもなく、常連さんへのサービスとしてご要望に応じて3回くらい弾きました。


もっと上手に弾きたかった…。




それから、1周年記念ということで、南日本新聞社さんにも来ていただきました! 1年前の「石蔵古本市」を大きな記事にしていただいたことは、石蔵ブックカフェを行う上で大きな弾みとなりました。いつも広報にご協力いただきありがとうございます。


※ただし、実際に記事になるかどうかは確約はできないとのことです。でも取材してくれるだけも有り難いですね!




さて、その記念すべき1周年の特集ですが、「秋の夜長のミステリ探訪」でした。


いつもより、特集部分の比重が大きかったように感じましたがそれもそのはず。このジャンルはつばめ文庫店主の小村さんが非常に好きだそうで、選書するのがすごく楽しかったとのこと。実際、力が入っていたわけですね!


そしてそんな中、私(店主)はものすごいミステリ本を発掘してしまいました! それが、ジョン・ディスクン・カー『三つの棺』!!


話が飛びますが、「アメリカ探偵作家クラブ」ってご存じですか? その名の通り、アメリカのミステリ小説作家の団体で、毎年「アメリカ探偵作家クラブ賞」というのを出していて、私は一時この賞の受賞作品を読みあさっていたことがあります。


とにかく、アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作品は、どれをとっても面白いのばかりなんです。そういう、ミステリの殿堂的な作品群なわけですね。


で、その「アメリカ探偵作家クラブ」の方々(作家だけでなく編集者なども含む。ただし会員全員ではない)が「不可能犯罪」ミステリのオールタイム・ベストを選んでいて、それが今回の石蔵ブックカフェに陳列されていた『密室大集合−アメリカ探偵作家クラブ傑作選(7)』という短編のアンソロジーでした。


そして、このオールタイム・ベストにおいて、2位以下をダブルスコアで引き離しぶっちぎり1位を獲得したのが、ジョン・ディスクン・カー『三つの棺』だったんですね。


…ということを、私自身もブックカフェで『密室大集合』の前書きを読んで知ったんですが、見回してみるとあるじゃありませんか、ちょっと離れた横の方に、『三つの棺』が! おあつらえ向きに! マジかよ。


こういうのが出会いというんでしょう。これは買うしかないでしょう! このようにして本を「発掘する」というのが、古本屋の醍醐味ですよね。久しぶりに素晴らしい買い物をしてしまいました。



ところで、大事な告知をするのを忘れていました。


実は今回、カフェ部門では新しいメニューが追加されました。それが「スコーンセット」。スコーン2つとジャムのセットです。ちゃんとスコーンはトースターで温めなおしたホッカホカをご提供します。


元々、「南薩の田舎暮らし」はジャム(コンフィチュール)を製造するところからスタートしておりますので、このスコーンセットはとても思い入れがある商品。ぜひご賞味くださいね!


次回は11月11日(金)です。石蔵でお会いしましょう!


【本日の一冊】

『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル

『密室大集合−アメリカ探偵作家クラブ傑作選(7)』エドワード. D. ホック編

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