1月25日、2020年の始まりとなる石蔵ブックカフェ開催しました。
当日は、朝からどんよりした天気で、昼から雨が降り出しました。けっこう本降りでしたけど、足下の悪い中でお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。
今回の特集は「手軽に読書を♪ -文庫本のたのしみ-」でした。文庫本は小さくて大量に運べるので、過去最高冊数の特集だったかもしれません。手軽な小説、SFから学術書まで! 岩波文庫、講談社学術文庫、中公文庫など並んでいました。
文庫といえば、伝統的に文庫は出さないという主義(?)の出版社があります。代表的なのは「みすず書房」です。「みすず書房」の本、いい本が多いのに文庫にならないから読むのにお金がかかるんです。そういう時こその古本ですけど(笑)
しかし最近、とてもじゃないけど文庫とは縁がなさそうだった「法蔵館」という出版社が「法蔵館文庫」を創刊しました! 昨年(2019年)の11月のことです。今第3弾まで発刊されています。手に入りづらかった名著がお手頃価格で手に入るのは感涙ものですね! 文庫万歳!!
【参考】法蔵館
さて、第13回となる石蔵アカデミアは「旅のスパイス~鹿児島の温泉」と題して宮本幸彦さんに講演していただきました。この講演は、ものすごく力が入っていて、聴講料2000円でもいいんじゃないかと思ったほどです。県内各地の温泉を巡り、特に泉質を重視したオススメ温泉を紹介していました。
泉質重視のためちょっと鄙びた感じのところが多かったのですが、私はそういうところが大好きなのでどこもかしこも行きたくなりました。特に温泉マニア向けとしてオススメされていた「米丸温泉」には行ってみたいです! 温泉分析書を参照しながらお湯の感じを解説していたのが印象的です。30人ほどがメモを取りながら聴講していました。
【参考】米丸温泉|知られざる地元の名泉
ここでちょっとお知らせがあります! 2019年4月から石蔵ブックカフェにあわせて行ってきた石蔵アカデミアですが、こんどの4月からは別形態にしたいと思っています。具体的には、石蔵ブックカフェとは別の日に別のイベントとして、有料の講演として行っていこうと思っています。詳細はまた後日!!
次回は2月22日(土)。石蔵アカデミアは「カレーなるインド料理の世界」です。また石蔵でお待ちしています。
【今日の一冊】
『里見弴随筆集』紅野敏郎編
『夜明け前』島崎藤村
第14回 カレーなるインド料理の世界
インドにはカレーという料理はない⁉︎ インド渡航歴20回、現地で働いた経験を持つ岩崎がインド料理の魅力をメインにオススメの街、あとちょこっとテキスタイルについてのお話しをしたいと思います。聴いたらインド料理店に行くのが10倍楽しくなる! かも。
話 者:岩崎泰依(南九州市地域おこし協力隊)
日 時:2020年2月22日(土)13:30〜14:30
場 所:南さつま市加世田 丁子屋石蔵(喜八蔵)
申 込:不要
参加費:石蔵ブックカフェで1ドリンクオーダー
Comments