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執筆者の写真南薩の田舎暮らし

【石蔵アカデミア】「丁子屋の歴史をひもとく」おじいちゃんとおばあちゃんのお話。

更新日:2019年12月13日

12月の石蔵ブックカフェは、年の瀬も差し迫った12月28日(土)に開催します。


そして石蔵アカデミアに登場するのは、会場である丁子屋さんのおじいちゃんとおばあちゃん。


吉峯 幸一さんと睦子さんのご夫妻です。



丁子屋の創業は享保20年、1735年に遡ります。それから300年近くにわたって万世と共に歴史を刻んできました。今回の石蔵アカデミアでは、その丁子屋の歴史をお二人からうかがおうというものです。題して「丁子屋の歴史をひもとく」。


ただし、お二人ともかなりのご高齢であるため、まとまった話が難しいと思われます。そこで、今回は私こと南薩の田舎暮らし 代表の窪が「聞き手」となって、対談形式でアカデミアを行うことといたしました。


先日、その打ち合わせに吉峯家にうかがって、いろいろと話を聞いてきました。江戸時代は廻船問屋をしていて、また醤油製造にも早くから取り組んだとは聞いていましたが、それ以外にもいろんな事業を手がけていたことに驚きました。特に全然知らなかったのが「酢」の話。かつて丁子屋のお酢は「万世酢」として有名で、実は福山酢の起源も丁子屋にあったとか…!?


そして、かつて万世は鹿児島県でも一番栄えた商業都市だったということがわかりました。「いやー、一番はどう考えても鹿児島市でしょ」と思うかも知れませんが、お二人の話を聞くと、少なくとも鹿児島市と肩を並べるくらいの繁栄があったんだなと納得すると思います!



その他、長く歴史を歩んできたお二人のお話は激動と驚きに満ちていて、聞いていて時間を忘れるほどでした。


さて、アカデミア当日の講演では、お二人の話に先立ち、私が聞いてきた話をスライドにまとめて発表したいと思います。300年分の話を1時間で終わらせるのも大変ですので、ポイントとなる部分に集中できるように工夫していきたいです。


ちなみに幸一さんは現在94歳、睦子さんは93歳です。お二人が公開の場で歴史を語ることは、今後そう多くはないと思われます。貴重な機会ですので、丁子屋や万世の歴史にご関心がある方はぜひお集まりください。


なお、当日、石蔵ブックカフェでの本の特集は「古書de新書」! こちらも多彩な内容が揃う予定ですので、石蔵アカデミアにお越しの際は本の方もぜひ覗いてみてください。


それでは石蔵でお待ちしております。


 
第12回 丁子屋の歴史をひもとく

丁子屋の創業は享保20年、今年で創業284年という県内でも有数の老舗です。創業時は廻船問屋(=今で言う総合商社)として海運業を営み、やがて醤油製造でも先進的な取組を続けてきました。今回は対談形式で丁子屋の歴史をひもときます。

話 者:吉峯 幸一・睦子

聞き手:窪 壮一朗(南薩の田舎暮らし 代表)

日 時:11月23日(土)13:30〜14:30

場 所:南さつま市加世田 丁子屋石蔵(喜八蔵)

申 込:不要

参加費:無料

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